離島、雑魚寝で渡る
こんにちは。
夏休みも折り返しです。
まだまだ暑い夏ですが、秋限定のお菓子や秋物の洋服が
じわじわ出てくるこの時期が、何だか好きです。
少し前になるんですが、とある海岸清掃活動のボランティアに参加するため、
五島列島は福江島に行ってきました。
フェリーはまさかのごろ寝スタイル、(私の勝手なイメージですが)
そこ船内にはすでに離島タイムが流れているような気がしました。
ゆらゆら揺れること3時間くらい、港ターミナルに入ると
五島で有名な椿のイラストが最初に目に入ります。
(失礼かもしれませんが)一見大きな街のように栄えていて、観光客もわんさか居て、
これは予想以上に大きな離島なのだなぁと思ったのですが、
バスのガイドさん曰く、地方他県同様、過疎化の一途をたどるばかりだそうです。うむ。。そうよねぇ。。
しかし教会遺産や、五島うどんや地酒などの特産品、
そして離島独特のゆっくりとした時間の流れ。
観光としての島ブランドをアピールし、あれだけ人を集めることって
決して容易なことではないだろうなぁ、と感心。
しかし今回は観光がメインではないので、その部分についての写真や内容など
あまり突っ込んで書けず。。申し訳ないです。。
とまぁそんなわけで、一日目は海岸清掃に勤しんだのですが、
(ゴミなんてあるのか!?っていうくらいの綺麗すぎる海)
同じ清掃グループに、ボランティアとして来ていた現地の高校生の男の子がいて、
「島暮らしってどんな感じなの~?」と聞いてみたら
「えっと・・海とか泳ぎ放題っす。景色もきれいだし。」だそうな。
素、素直だ・・・。かわいすぎる・・・・。
この子たちは上手な時間の過ごし方を知っているんだろうな~と思いました。
そして清掃が始まると、一見きれいな海にも漂流ごみのあるわあるわ。
漁具の他にもガラスの破片にプラスチックのかけら、
韓国や中国語が書かれたペットボトルやハンドクリームのチューブ・・
海を渡って来たのねぇ・・・深刻です。
二日目には海ごみや環境についてのワークショップを行ったのですが、
その中で印象に残ったのが、”マイクロプラスチック”というもの。
文字通り細か――――――いプラスチックのことで、
よく皿やシンクの汚れを落とすときに洗剤をつけなくても
キレイに落ちる堅めのスポンジ、あれで擦ると出てくるのもこれなんだそうな。
砂に混じるとなかなか取り除くのも困難、また海の生物たちがそれを摂取して、
最終的には私たちの元へ、という影響がいずれ出るのではないかと危惧されているらしい。
(ここだけの話し)破格の値段で五島に行くことが出来て、且つ、
美味しいごはんも食べれると聞いて参加したボランティアだったんですけど、
なんとなく上辺だけの意識だった環境問題について、なるほど、とより納得しながら
考えることが出来てよかったと思いました。
今回のイベントには現地の高校生やたくさんのボランティアの方々が参加しておられて、
みなさん外から来た私たちに ようこそ! と言わんばかりに優しくしてくださって。
これだから離島は好きなんです・・・人が温かすぎる・・・
また島を巡っていると、手つかず、と言えるのかは分からないけれど
自然をそのままに感じることが出来たのは、気のせいではないはず。
いつだったか、長崎の他の離島のPRポスターに、
”何もないけど何かある”と書いてあったのを思い出して、
・・・・・まさにだわぁ~~~~と一人納得。
スローライフにはあこがれるけど、まだ踏み切るタイミングではない自分。
とりあえず今回の事を踏まえ、自分に出来る事は何かと考えて、
ひとまず、コンビニでペットボトルを買うのではなくマイボトルを持ち歩くことを強化しました。
最後に五島列島・福江島のフォトジェニックな写真たちをお送りしたいと思います。
みなさんぜひ、長崎の離島へ。意外にアクセスも良いですよ。
#長崎よかとこしっとっと
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