keep exploring in ビズの国

こんにちは。 前回の更新から約1か月も経ってしまいました。すみません。。

というのも幸せなことに、この夏は南へ東へたくさんのアドベンチャーに行くことが出来ました(といっても究極の節約旅行これはまた後ほど。。)

ひとつに、フランス。9月中旬から2週間滞在してきました。

中学生の時に食い入るように見ていた、NHKの旅番組『パリで逢いましょう』、ノートの表紙やステッカーを見て、憧れることしかできなかったエッフェル塔。

いつか行きたい国、でも縁も由縁もない国。

現在はというと、友達の、ふるさと。

しかしここで“フランス人の”友達と書かないのは、こういった意識をあまり持たないからです。無くなったというか、彼女から学んだというか。

よって今回は、このへんの、外国に友人や繫がりがある、といった境遇の、正直な私の思うところを書いてみたいと思います。

上の旅番組を見ていた、ただ海外という響きが好きだった前の私は、 「海外に友達がいるって、めっちゃかっこいい」脳内はこんな感じでした。 もちろん、世界中に友人がいることは楽しくて、出会いにワクワクするのは今でも変わりません。 だけど、当時の自分の憧れの眼差しは、海外に友達がいる“自分”だったのではないかと思います。いやおそらく絶対。(白々しい目)

そんな願望をわずかに持ちつつ、大学生で念願だった留学へ。行先はアメリカ。 しかしこれもよく出来ていて、たくさん友達つくるぞ!と、なんだか悪くガツガツしている時は なんのプラスの変化も、もたらさなかったんですよね。本望そっちのけというか。

自分の意志が働いてないところで、めぐりあわせって起きるんだなぁと思ったのが、 まさに何気なく隣に座って、凄く直感で友達になった上の彼女でした。この時私の中で、あまりにも最初から意気投合していったので、その時既にフランス人というのは頭の片隅。「え?出身パリなの?」と後から聞いて拍子抜けしたことを覚えています。

また私がずっとあまり好きではない言葉、エスニックステレオタイプ。日本人は集団主義、みたいな感じで、国に抱くイメージや括りで何かを判断したりすること。もちろん割合や傾向もあるんだろうけど、わたしはいつも、んなわけあるかって!!みんな違ってみんないいです。

しかしそれは自分で思い込んでいたことだったと、一番意識していたのは自分だったなぁと思い知らされたことが。

ある時、その友達といるときに、私の日本人の友達の所にいく機会がありました。その時、なんの意識もなかったんですけど、「みんな日本人だよ?」とぽろっと言ったんですよね。したら友達は「は?みんな英語しゃべれるんでしょ?」と。

そのとき何かガツンと自分の中に響いて、より人を人として見る、っていう意識が強くなったように思います。そっか、そうだよね、と。

しかし固定概念なるものは未だ存在して、言うなればフランス人はよく「時間にルーズ」と言われますが、私の友達は真逆。「○○時からここに行って、△△時にそこを出て、□□時間あそこで過ごそう」みたいな新幹線並みのきっちりさ。どっちかというと私の方がルーズ。

またフランス人はよく「個人主義の国」と言われますが、その定義もどこに焦点を置くのかでは。たしかに、本当に自分の意志がしっかりしていて物事の判断力も鋭い。教育なんでしょうね。しかし冷たいというイメージは全くなくて、もう治ったのに未だに私の口唇ヘルペスくんの具合を気にしてくれたり(旅行中にできたから、私が相当疲れていると心配したらしい)私があげた服を一緒に居る時は率先して着てくれたり。(普段はどうなんだ笑)

逆にフランス人だなぁ~と時たま思う時は、チーズを語るとき、恋バナで盛り上がるとき(関係ないか)ですかね。(自分でもよく分かっていない)

もちろん物には正しい使い方があるべきで、国籍やナショナリティーも大切なアイデンティティーのひとつです。けどそれがすべてでもないって話。これこそ真の異文化理解なのではないでしょうかねぇ。。

また先に述べた様に、自分のコミュニティーが広がっていくのは本当に楽しいです。しかしその広げ方にも個人のやり方というか、フィーリングみたいなものを大切にするべきではないかと思います。ましてや海外となると、もちろん語学の問題も大前提。でも話せるからって何もえらい事はなくて、きちんと自分のツールとして使えているのか。私も日々悩む所です。学ぶ言葉と使う言葉は本当に違うと痛感痛感。

てなかんじで、結局何を言いたかったのかというと、

あんなにいきたかったフランスなのに、場所よりも人に会いに行く感覚の方が大きかった、ということです(そうだったのか)

これもすべて巡り合いの重なり、、と考えたらすごい感動しますよね。

日本に居ようとも海外に居ようとも、違う言葉を話す友達がいようとも、

人生のタイミングのみぞすべて知るって感じ、旅をするたびに思います。


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