いろいろな連鎖のはなし in奈良
こんにちは。
だいぶ前に腕時計を無くしたので、
浮気をしない私は同じ物を買ったのですが、
ひょんなことから無くしていた方が出てきまして、
少しだけ戸惑っています。
さて先週の今日、私は奈良県にいました。(唐突)
本当の用事はそのあとに行く京都にあったのですが、
欲張りなわたしは、せっかくだからと予定を1日延ばし、奈良入り。
この二つの古都をめぐる旅については、いくつかの記事にわけて
綴っていきたいと思います。
自分の知らないところを訪ねるのは好きで、
今回の奈良県も初めての訪問でした。
しかしですね、奈良ツウの友達が言っていた、
「時間軸が別格!」というセリフの意味が分かりました。
奈良公園一帯は、超超観光名所でもあるのですが
なんか人込みに反して静けさというか、
何かを感じるとはこのことだろうか、と。
またよくされがちな、古都・京都との比較ですが
いやいや、比較も何も、別物ですたい、と自問即答。
多くの方々が既に訪れた事のあるであろう、
数々の観光名所も(灼熱の日差しの下)訪れまして、
私があのような偉大な各所についてズラズラ説明するのも憚れますので、
ここは写真のダイジェストでお送りしたいと思います。
JR 奈良駅
ならまち と呼ばれる古き良き街並みを残したエリア
(逆光で何度も取り直した)五重塔
奈良を感じた瞬間
春日大社
威厳
奈良を感じた瞬間②
また修学旅行のベストシーズンで、子供たちや学生がわんさか居たわけですが、
正倉院に行ったときに、ある小学生グループと校長先生がいました。
男の子「え~なにこれ!めっちゃしょぼいやん!こんだけ?!」
私(しょぼい言うなって!!どんだけ貴重なものか知らんのかっっ)←にわか歴女
校長せんせー「ははは~そうだね~ ニコニコ でも歴史上ではすごい大切なものなんだよ~ ニコニコ」
男の子「へぇ~~~~」
そして満面の笑みとピースで記念撮影
・・・そうだ相手は小学生、しょうそういん なんて、ねぇ。
その微笑ましい光景と校長先生に気づかされました。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題(まじか)
今回の旅は、なんだかトータル的に、点と点が線で繋がるような、
素敵なつながりを感じたことが節々にあったので、
キロクしておきたいと思います。
わたしはいつも、どこかへ行くときは事前にどのエリア・お店に行きたいか
ざっくりと調べておいて、その中からその時の気分とか状況で
行ったり行かなかったりするのですが、
なぜか、ここだけは絶対行きたい、行かねば、と思っていた
お店があったんです。
奈良市にある「珈琲と定食 minamo」さん
ホームページはこちら:http://minamocoffee.tumblr.com/
実際にお邪魔してみると、私のツボをおさえてやまない、
少しレトロな、かつ、シンプルでおしゃれな内装。
私(おおぉ、、やはり来るべきだった、、!)
しかしですね、素敵だったのはそれだけじゃないんです。
頂いた定食ランチは本当に健康的で優しい味、
三日ごとにメニューが入れ替わるんだそうです。通わなきゃ、、、
またわたしがカウンターにすわっていたら、
お店のオーナー・スタッフさんと、その日そこで個展をされていた方が
このどこから来たのかも分からないペーペーに
皆さん本当に気さくに話しかけてくださって、
またそのお話しも楽しくって楽しくって、
お料理も頂いたのに、長々と居座ってしまいました。
九州から来ました、と言うと「地震は大丈夫でしたか?」
と心配して下さったり、
これから京都に行くんです、と言うと
話の動線が奈良にモノレールはいらない、という話題になり
「奈良は奈良!京都には負けてるんだから!比べるものじゃない!」
「せやな~」「そうなんですねぇ~」←わたし
と地元の方の意見を耳にすることが出来るなんて。嬉
たくさんの話題に花が咲いたのもつかのま、
名残惜しくもその丁寧で落ち着いた空間をお暇することに。
オーナーさんが長崎に行きたいとおっしゃっていたので、
長崎でお待ちしてます!と伝えお店を出ました。
なんていい方々、、なんていい出会い、、しみじみ
あと、ふと甘いものが食べたくなって
「あの、この辺で食べとかなきゃ!みたいなものってありますか?」
と聞いてみたら、すぐ近くにある たい焼き屋さんはおすすめだよ~
と言われたので行ってみることに。
そこの店主のおじさんが、これまたまたいい感じで。
こたろうさん。住宅街にある細い路地に佇ずむ名店。
入った瞬間に、なんだか懐かしい香り。でも誰もいない。
すみませ~~ん と言ってみたら、奥からおじさんが
「ん?どうした?」 ・・・第一声(笑)
いらっしゃい、今日はこの三つ、と言われた先のメニューから
minamoさんで教えて頂いた、うぐいすあんを注文。
なんでも昔からある伝統的な製法で作っていて、
この作り方をしているのは関西ではもう数軒しかないそうです。
見るからに重たそうな焼き型を何度も ガンッガンッ と
ひっくり返しては揺さぶるの連続、職人技を見ているようでした。
そしてこの店主さんも、本当にお話しがおもしろかったです。
あれ、この人親戚のおじさん、、?と思うほど、序盤から初対面感0。
出身は?と聞かれたので答えると、
「島根・・・・は砂丘か?」とお馴染みの質問を投げかけられ
違いますよぉ~と答えると、「あ、因幡の白うさぎか!」
・・どれもこれもかすってますぅ~~ (笑)
でもこのおじさん、奈良のことなら何でも知っている
というほど物知りと伺っていた様に、たい焼きが焼きあがるまでの
ほんの十数分の間に、いろんなことを教えてくださいました。
焼き上がったたい焼きを手にして、ここで一口食べて感想を言うべきかな、
と一瞬悩んで立ち止まっていると、おじさんと目が合って、
「・・いってらっしゃい 苦笑」と一言。 伝わった、、!笑
ありがとうございました、とお店を後に。
これまたいい出会いだったなぁ、としみじみ
言うまでもなく、たい焼きは超肉厚、黄緑色のうぐいすあんは絶品でした。
もう一度訪れたい、と思う場所ができると
こんなにもその場所が馴染み深く感じるんですねぇ。
素敵な出会いと、美味しいものの連鎖 = 旅
まさに。
in京都へつづく
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