人のお話を聴く

こんにちは。

長崎は今日も雨だった・・・・とよく言われますが、

ちと降りすぎではありませんか・・・・・心配です






先日6月19日に、福岡は天神で催された

“Talk!! work&local around30”というイベントに参加してきました。

雑誌、ウェブ、広告に進んだ人たち、と題された今回のイベント。さまざまな「働き方」について考えてみる、というコンセプトで、今回は2回目の開催だそうです。ファシリテーターは「働き方を変えた人たち」をコンセプトにしたワークスタイルマガジン『Howland』(ホームページ下)の編集者・栗山遼さん。イベント全体の主催は京都を拠点に活動する東信史さんです。



半地下にある白を基調としたスペースは、配られたコロナビールやジンジャエールの瓶がなんとも似合うおしゃれリラックス空間で、ボタンのような丸椅子がゲスト席に向かって並ぶ様子に、トークショーな雰囲気に慣れていない私、何か始まる、、!と気持ちが高ぶりました。ゲストはパーキングエリアの売店スタッフからコピーライターへ転職された米村さん、(あこがれの)マガジンハウスのポパイやGINZAの表紙等のイラストを手掛けておられるイラストレーターの黒木さん、福岡でMCやライター、会員制バーを経営しておられる小松さん。


イベントが始まると3人のゲストの方々のこれまでのお仕事や現在に至るまでの軌跡が紹介され、普段聞けないような裏話や、決して明るい部分ばかりではないということ、すべて興味深いものばかりでした。みなさん異なる道で活躍しておられる一方で、クリエイティブという世界で、挫折やプレッシャーを経験し、紆余曲折、自分の道を歩むというスタンスは共通している部分だなぁと感じました。



(Howlandホームページより)




特にイベントの中で私の印象に残った箇所は、参加者の方からの質問に答えると言う場面でした。ゲストの方々に投げかけられたのが「5年後、自分がどうなっていたいか」ということ。

コピーライターの米村さんは、

“今の自分はコアではなく、周りの人の力で成り立っているので、自分の力で何かやりたい、そして背中を押してくれた人に恩返しをしたい”

またイラストレーターの黒木さんは、

“これまでの5年間、時代に合わせて仕事のスタイルも変化するので、自分のやりたいことも変化してきた。よってこれからも、何事も決めつけず、フレキシブルに活動していきたい。ステップアップもしていきたい”

MCでライターの小松さんは、

“過去の失敗の原因が今わかる。5年後もこうして自分を振り返っていきたい。そして一緒にお仕事をした人に、自分で良かったと言われるように頑張りたい”




今私の中で、「働き方」□「生き方」の四角の中に入る記号が難題となっていて、いやいや、まだ働いてもないんだから、と聞こえてきそうなのですが、まぁ、そうなんです。私にとって働くって、もう少しだけ先の話なんです。

けれど、だからこそ、というか。

私自身が学生なので思う事なのですが、こういった働くの多様性について、かいつまめるのも学生だからというか、もしくは日本が大人にそうさせにくい社会を作り出しているというか。以前お話を伺ったある方の “裏付けのもとの回り道” という一言が、とても自分の中で収まりがよかったのは、こういったことからだったのかもしれません。

よって今回参加したのは、直接「働き方」について学ぶというより、

自分より経験値の高い先輩方の話しを聴きたい、という理由な気がします。

そういった点では本当に、このイベントに参加できてよかったと思いました。今の仕事や生き方をまっとうする方々でも、最初は私や何かのスタート地点に立とうとする人のように、不安や困難がそこにはあって、がむしゃらになって、いつも100パーセント全力はきつくって、でもそれらは当たり前のことで、そこからいかに次!次!と姿勢をつくっていくのであって。たくさん学んだあっという間の約2時間だったなぁ。

トークの後は、美味しいローフードを片手にフリータイム。ゲストの方々と参加者の距離がぐっと縮まって、こうして交流できるのも、ローカルなイベントならでは、素敵だなぁと思います。今回のファシリテーターの栗山さんに、今回のイベントに対する思いを伺うと、

“とにかく来てくださった皆さんに楽しんでいただけるよう、イベントのクオリティには強くこだわりました。(赤字覚悟でも!)” 

僭越ながら参加した側として、こういった主催する・つくりだす側の熱意や気持ちの高さが、イベントの満員御礼というかたちでひとつ表されたのだなぁと感じました。

もっともっと、こういった沢山の声を共有できる場に足を運んでみようと思います。




-やりたいことをする人って、やっぱり、かっこいい!!

イベントで出会った同じ大学生の参加者の感想から一言をお借りしました


Saki

大学生が行った、見た、聞いた、感じた

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